
仮想通貨FXで人気のXMTrading(エックスエム・トレーディング)。
なかでもビットコイン(BTC/USD)を使ったトレードは、価格変動の大きさから注目を集めるといわれる。
しかし、ポジションを保有する際に発生する「スワップポイント(スワップ手数料)」について正しく理解しておかないと、思わぬ損失につながってしまう。
本記事では、XMでのビットコイン・スワップポイントの計算方法と注意点について解説している。
ビットコインでXMの取引をする人は、ぜひ最後まで読んでほしい。
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★スワップポイントとは?
スワップポイントとは、ポジションを翌日に持ち越す際に発生する金利差調整額のこと。
仮想通貨CFDでは、通貨間の金利差ではなく、取引コストとしての意味合いが強く、ほとんどが「マイナススワップ(手数料)」となる。
★XMでのスワップポイントの計算方法
XMトレーディングのビットコイン・スワップポイントは、**「スワップ値 × ポジションサイズ × 0.00001 × 日本円レート」**で計算される。
注意点として、スワップポイントは常に変動すること、保有ポジションによってはマイナススワップが発生するおそれがあること、水曜日のロールオーバーではスワップが3倍になること、そしてスワップポイントで得た利益も課税対象となる点が挙げられる。
XMでは、スワップポイントの計算式が以下のように定められている。
XMのビットコイン(BTCUSD)のスワップポイントは、以下の計算式で求められる。
計算式
- スワップポイント(USD) = ロット数 × 契約サイズ × 終値 × デイリーオーバーナイトファンディング料率(%)
計算例
- 取引銘柄: ビットコイン(BTCUSD)
- 1ロットの契約サイズ: 1 BTC
- 取引ロット数: 1ロット
- 当日の終値: $65000
- 当日の終値: $65000
- デイリーオーバーナイトファンディング料率: 買い・売りともに日次で変動する。ここでは仮に0.07%とする。
買いポジション(ロング)の場合
- 1ロット×1BTC×$65000×-0.07%=−$45.51 ロット cross 1 BTC cross $ 65 comma 000 cross negative 0.07 % equals negative $ 45.51ロット×1BTC×$65000×−0.07%=−$45.5
- この日の買いポジションを翌日に持ち越した場合、およそ$45.5のコストが発生する。
売りポジション(ショート)の場合
- 1ロット×1BTC×$65000×-0.07%=−$45.51 ロット cross 1BTC cross $ 65 comma 000 cross negative 0.07 % equals negative $ 45.51ロット×1BTC×$65000×−0.07%=−$45.5
- この日の売りポジションを翌日に持ち越した場合、買いポジションと同様にコストが発生する。
※スワップ値や為替レートは日々変動するため、正確な計算にはXM公式の「スワップ計算機」の利用がおすすめだ。

★注意すべきポイント
XMTradingでビットコイン(BTC/USDなど)のスワップポイントを扱う際に注意すべきポイントを以下にまとめた。
ほとんどの仮想通貨CFDはマイナススワップ
ポジションを保有するだけで手数料が発生するため、長期保有には不向きだ。
買い(ロング)でも売り(ショート)でも、保有するだけで手数料がかかることが多い。
水曜日はスワップ3倍デー
水曜のロールオーバー時には3日分のスワップが発生するため、特に注意が必要だ。
水曜日(日本時間の木曜日早朝)にポジションを持ち越すと、通常3倍のスワップポイントが加算(または減算)される。
これは、週末(土日)のスワップがまとめて加算されるためである。
スワップ値は日々変動
市場状況や流動性によってスワップ値が変わるため、定期的な確認が必要となる。
スワップポイントは常に変動するため、リアルタイムで確認することが重要だ。
スワップは口座の基本通貨で計算される
口座通貨が円でない場合、換算レートにも注意しよう。
特にクロス円以外の通貨ペアでは、ドル円レートなどを考慮する必要がある。
取引プラットフォームで確認可能
MT4/MT5の「気配値表示」から、取引したい銘柄(例:BTCUSD)を右クリックして「仕様」を選択すると、買いスワップ、売りスワップを確認できる。
取引口座の基本通貨によって換算
計算例では米ドル(USD)で計算したが、口座の基本通貨が円の場合は、計算結果を当時のBTCUSDレートで円に換算する必要がある。
課税対象
スワップポイントで得た利益は、所得税の課税対象となる場合がある。
確定申告が必要になるケースもあるため、注意が必要だ。
買い・売り両方でマイナススワップが発生する
XMの仮想通貨CFDは、通貨ペアの金利差ではなく、ファンディング料率に基づいてスワップポイントが計算される。
そのため、買いポジションだけでなく、売りポジションでもマイナススワップが発生する。
ポジションを長期保有すればするほど、マイナススワップの負担が大きくなるため、短期取引を基本とするのが一般的だ。
土日分のスワップは木曜日に3日分まとめて発生
仮想通貨のスワップポイントは、土日分の調整のため、日本時間の木曜日早朝(サマータイムは午前6時、通常時間は午前7時)に3日分がまとめて付与・徴収される。
ポジションを木曜日をまたいで保有すると、通常より多くのスワップが発生するため注意が必要だ。
スワップフリー(スワップなし)口座は適用外
XMにはスワップフリーの「KIWAMI極」口座があるが、仮想通貨CFDは対象外だ。
すべての口座タイプでスワップポイントが発生する。
スワップフリーキャンペーンに注目
XMでは、期間限定で特定の銘柄を対象にスワップフリーキャンペーンを実施することがある。
キャンペーン期間中は、ビットコイン取引でもスワップが発生しないため、長期保有を検討している場合は利用を検討しよう。
未決済・決済後の確認方法
未決済ポジション:MetaTraderの「ターミナル」の「取引」タブで確認可能。
決済済みポジション:「口座履歴」タブで確認できる。

★スワップを抑えるための工夫
XMTradingでの仮想通貨CFD取引において、スワップポイント(スワップ手数料)を抑えるための工夫は、コスト管理の面で非常に重要となる。
以下に、実践的な対策をまとめた。
- 短期トレードを心がける
- スワップが少ない時間帯に決済する
- スワップ値の少ない銘柄を選ぶ
これらの工夫を取り入れることで、スワップによるコストを抑え、より効率的な仮想通貨トレードが可能になる。
★終わりに
XMでビットコインをトレードする際は、スワップポイントの仕組みと計算方法を理解しておくことが重要だ。
特に長期保有を考えている人は、スワップによるコストが利益を圧迫しないよう、事前に確認・対策をしておこう。
これらの点を理解した上で、XMのビットコイン取引を安全に進めよう。
最新かつ正確な情報は、XM公式サイトで確認してほしい。
公式サイトは↓こちらをクリック。